木もれ日レシピ No.1
りんごで作る天然酵母パン
川崎に住んでいた頃、よく食べていた天然酵母パン。
こちらではなかなか手に入りませんでした。
そこで、我が家のりんごでつくってみたら「おいしい!」と子供たちに好評。
ぎゅっと締まったパンですが、噛むほどに味わいがあります。
おためしください。
@「りんご酵母(元種)の作り方」
用意するもの: りんご1個 全粒粉 500tぐらいの蓋付きガラスびん
(1)びんと蓋をよく洗い、内側にさっと熱湯をかけ消毒し、さます。
(2)りんごは洗い、1/2個を皮付きのまま芯を取り、すりおろす。
(3)(2)をびんの中に入れ、軽くふたをする。(少し空気が出入りするくらいに)
(4)一日一回、かるくびんをゆすって、蓋を少し開け、プシュッとガスを抜く。
(5)(4)を2,3日繰り返し、お酒のような匂いがするようになったら全粒粉をコップ
半分入れ、きれいなはしでかき回す。(この時期を過ぎると酸っぱい匂いになってしまう)
(6)一日一回はしでかき回すと、2,3日で元種の出来上がり。
※発酵が早い場合は、元種が発酵し量が増すごとにかきまわすか、
冷蔵庫に入れて発酵を押さえる。
※元種の量を増やしたいときや、発酵が衰えたときは、全粒粉やすっ
たりんごを足します。このとき、一度にたくさん足さず、一回につき
粉をコップ半分程度、りんご2切れの量にします。
(7)この元種は、一日一回かき混ぜてりんごや全粒粉を足してやれば、ずっと生き続け
けています。
A「パンづくり(カントリースタイルの重みのあるパンです。)」
用意するもの: 小麦粉(地粉でも強力粉でもよい)200g 元種100g 砂糖6g
塩3〜4g マーガリン10g 水 70tぐらい ボール
※ 上記の材料は、量に多少の誤差があっても可。
(1)ボールに砂糖、塩、水を入れ混ぜる。
(2)(1)に元種を入れ、混ぜる。
(3)(2)に小麦粉半量、マーガリンを入れ、こねながら残りの粉を入れてさらにこねる。
このときパン生地をバンバンたたいてこねる必要はない。5分から10分ぐらいやさしく
こねる。
(4)耳たぶぐらいの堅さで、少しつやが出てくればO.K.このときパサパサするような
らば、水を足し、逆に生地がべとべとし手につくようならば粉を足す。
(5)こね上げた生地をボールに入れ、2倍ぐらいに発酵させる。(32℃で約2時間)
※私のやり方:生地の入ったボールにラップをかけ、大きな厚手のビニール袋に入れ
口を縛り、こたつのはしに入れる。
(6)発酵した生地をこぶしで2,3カ所押し込んでガス抜きをし、形をつくり(型に入れてもよい)
30℃2時間でもう一度発酵させる。
※私のやり方:籐の発酵カゴに入れて、電子レンジの発酵メニューを利用。
37℃50分
(7)(5)をオーブンで焼く。オーブンは暖めておかない。100℃10分、150℃15分、200℃10分。
・・・・・・これで出来上がり。
※オ−ブンで焼かずに、油で揚げると中国のド−ナツ・マァ−ルのようになるそうです。
きなことか、シナモンとかをまぶしておやつに!(・・と教えてくださったのは、中田千郷さんでした。)